唾液のお話
自分の口の臭いが気になってしまうと
たとえ好きな人や気になる人がいたとしても
ついつい至近距離での会話を避けてしまいがち。
すでに付き合っている彼氏がいたとしても
嫌われるのが不安でキスもためらいますよね。
口の中にはさまざまな有機物や無機物をはじめ
おおくのバクテリア(口内細菌)が生息しています。
どんな人でも数百種類の菌がウヨウヨしているです。
それらのバクテリアの出す酵素がタンパク質を発酵させ
さまざまが異臭や悪臭のもとになるガスを出すんですが
口臭の正体はようするにバクテリアの出す排泄物なんです。
あたらしい唾液がたえず分泌され続けているかぎり
口内のバクテリアは唾液とともにい流されますから
多少の虫歯や歯周病があっても臭うことはありません。
ところが諸々の理由で唾液の分泌量が減ってしまうと
雑菌や酵素、タンパク質が口の中にたまってきます。
さらに古い唾液には酸素がほとんど残っていないため
酸素をきらう嫌気性細菌の活動が活発になってきます。
実は、臭気ガスの大半は嫌気性細菌が発生させるんです。
大きく分けると酸素を好む菌と嫌う菌の2種類がいて
口臭の原因になるガスはおもに酸素を嫌う菌が出します。
もともと唾液には酸素が豊富に含まれているんですが
出た瞬間に酸素を好む無菌によって消費されてしまいます。
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